• G’clef shinkobe Tower


    月の大半が出張のためホテルでの滞在が多いクライアント。家は最高のホテルのような空間にしたいとのご要望であった。部屋全体の平米数は80㎡あるものの建築のデザインから内装は閉鎖的に感じたためお施主様の意向もあり3LDKから1LDKへと変更した。また、タワーマンションから六甲、大阪湾を望む眺望をバスルームから見られるようにすることも求められた。
    バスルームはデザイナーがイタリアのガラスモザイクの街ラベンナで品質を確認したSICISをアクセントに使用。タイルも現地で職人と共にデザイナーがMIXした。シャワーバーは職人が限界まで手磨きで仕上げた日本最高品質となるRENESSEを採用。洗面カウンターは美しい石を表現した人工大理石(日本)を使用し、クライアントお気に入りのブルーガラスのボウル(イタリア)を使用。水栓はイタリアの人気メーカーGessi。壁面には日本のデザイナー吉岡徳仁デザインのヘキサゴンタイルを使用(イタリア)。
    タイル割もクライアントと何度も打ち合わせを重ね納まりを検討した。最高品位のJAPAN×ITALYのコラボとなるブースとなった。そのブースを中心としてLDKをデザイン。客人がバスルームを使用した際にハンターダグラス(ハニカムブラインド)にて間仕切れるようにした。
    トイレはブラックのトーンonトーンにまとめ、クライアントのアートをクロスとして出力し、前面に施した。タワーマンションからさらに飛躍するイメージとのこと。
    クライアントとデザイナーがこだわりぬき共に創りあげた珠玉の空間となった。

    【DATA】
    所在地 / 加古川
    構造 / RC マンション
    築年数 / 30 年


    設計:TBJインテリアデザイン建築事務所
    施工:東播建築工藝株式会社