• 蒲田の家


    インテリアプランニングアワード2020 優秀賞受賞
    WAttention2019 FRANCE版掲載
    Japan Brand collection2021 掲載




    築150年を超える古民家の改修工事計画。
    全体のテーマであった「陰翳礼讃」を表現すべく、障子や格子窓からの光と陰の出方や、日本の色にこだわり統一感を出せるよう設計。この古民家を再生するにあたり、日本人はもとより世界の各国から訪れた人々に日本の伝統建築、日本の伝統工藝の良さを感じてもらえるよう随所で表した。例えば古民家らしさを追求した玄関土間からダインングキッチンへと続く格子戸に間接照明をあて陰影を楽しめるように。家族や客人が一番集う場所には、漆黒の壁掛け式暖炉を設置し、先人がまるで囲炉裏に集うかのように自然と人々が集まりたくなる空間を作り出した。
    古民家と調和すべく、日本の美しさを表現した建具や家具、照明、漆で仕上げた名栗のキッチンを配置し、季節を感じる坪庭を眺めることができるように和風呂や雪見障子とした“近代床の間”を設けるなど、随所に和の趣を感じさせる設計を行った。
    また二階のプライベートバスルームには、炭化した梁を一部残し、まるでその梁と寄り添うようなスモークシャンデリアを設置。歴史を乗り越えて継承する思いと美を融合させた空間にした。 絵画を嗜まれる主人の希望により「contrail」(飛行機雲)という名の古民家ギャラリーも設けた。この古民家を訪れる客人にもこのギャラリーで、そしてこの受け継がれた「蒲田の家」で文化と芸術を愉しみ過ごすことができる場となった。

    【DATA】
    所在地 / 姫路
    構造 / 木造伝統的工法
    築年数 /150 年

    設計:TBJインテリアデザイン建築事務所
    施工:東播建築工藝株式会社